はじめに──この記事でわかること
『ジェフ・ベックの指弾き」スタイルには、彼ならではの進化と工夫が詰まっています。
この記事ではジェフ・ベックがピックを捨てた理由から、右手のフォーム、練習法や音作りまで、すべてをこの1ページでまとめました。

ジェフ・ベックの指弾きに関する疑問は、このページで全部解決できますよ。
- ジェフ・ベックがなぜピックを使わなくなったのか理由を知りたい
- ベック特有の指弾きフォームや右手テクニックを真似したい
- 使用機材や曲中のどの部分で指弾きの魅力が発揮されているかを具体的に知りたい
ネットでは断片的にしか読めないジェフ・ベックの指弾き情報を、歴史・奏法・機材・練習のすべての面から統合しました。
単に情報を並べるだけでなく、実際にあなたが今日からギターの指引きの練習に活かせるような構成にしています。
ここからは、まずジェフ・ベックがどのようにして指弾きへ移行したのかを、年代順に見ていきましょう。
ジェフ・ベック指弾きヒストリー年表
ジェフ・ベックの指弾きスタイルは、長い年月をかけて形づくられてきました。
初期のジェフ・ベックはピックを使いつつも、場面によっては右手の親指や中指、薬指を補助的に使っていました。その後、アルバム『Flash』(1985年)の頃(基本的に)突然ピックを使わなくなり、指弾き一本へと転換します。
- 1960-70年代のピック併用期
- 1980-90年代の『Flash』(1985年)完全指弾き移行
- 2000年代以降 指弾きのニュアンス深化
この変化は、音楽的な探求だけでなく、演奏中の自由度を求めた結果とも考えられます。



ジェフ・ベックの指弾きは、進化の軌跡そのもの。時代ごとに変化しているんです。
時期 | 時代区分 | 奏法スタイル | 特徴・代表作 | 備考 |
---|---|---|---|---|
~1980年 | ピック併用期 | ピック+指併用 | ・初期はロカビリー/カントリー由来のフォーム・ヤードバーズ時代から指弾きの片鱗あり・『Beck-Ola』、「Plynth」など | 映像ではピックを口にくわえて指弾きも確認されている |
1980~1984年 | 過渡期 | 徐々に指弾きへ移行 | ・『There and Back』(1980)で指弾き率が増加 | ピックと指を使い分ける段階 |
1985年~ | 指弾き移行期 | 基本的に指弾きのみ | ・『Flash』(1985)からピック非使用へ・アーム操作やボリューム奏法との融合開始 | 「酔ってピックを落とした」逸話あり |
1990年代~2000年代 | 指弾き完全定着期 | 指+アーム+トーン操作 | ・『Guitar Shop』『Who Else!』『You Had It Coming』など・表情豊かな音色を重視 | 右手の操作性が最重要要素に |
2010年~2020年代 | 指弾き深化期 | 表現特化型指弾き | ・「Nadia」「Where Were You」などに代表される、声のようなサウンド・ライブではアームと完全一体化 | PU切替やタッチの多彩さが特徴 |
※例外的使用 | – | 一部ピック使用あり | ・2004年ロンドンライブ(Ron Woodとの共演)など | ロック寄りの曲で使用例あり |
ここからは、その変化を3つの時代に分けて詳しく見ていきましょう。
1960-70s:ピック+指併用期
上記「She’s A Woman」映像では 1:41からピックを銜えて指弾きが始まる。
この時期のジェフ・ベックは、基本的にピックで演奏していました。
- ルーツはブルースではなくロカビリー/カントリー。
- 当初からピックと指の併用が基本。
- ヤードバーズ時代(1965〜)の映像でも、ピックを口にくわえた指弾きが確認できる。
- アルバム『Beck-Ola』(1969)、『There and Back』(1980)までがこの時期。
ただし、曲によっては指を使ったアクセントも取り入れており、既に指弾きの芽がありました。併用スタイルは、当時のブルースやロックにおける表現の幅を広げるために有効でした。
クラプトンやジミー・ペイジと並ぶ名手でありながら、ベックだけがこの指使いに強いこだわりを見せていたのも特徴です。
プレイ内容
- ピックが中心のプレイ
- 中指・親指を補助で使用
- リフと単音の切り替えが自在
- ロックにブルース要素を注入
- 他ギタリストとの明確な差別化
たとえば、Blow By Blow「You Know What I Mean」でもソロ部分0:38でピッキングと指を交互に使用する場面が見られます。
このような「瞬間指弾き」は、後の完全指弾きスタイルに向けた伏線とも言えるでしょう。この段階での経験が、後の「指のみ」スタイルへの自信につながったと考えられます。
併用時代のプレイからも、ジェフ・ベックが右手の動きに強いこだわりを持っていたことがわかります。
1980-90s:『FLASH』以降の完全フィンガー化
アルバム『FLASH』People Get Ready
1985年のアルバム『FLASH』を境に、ジェフ・ベックはピックを完全に手放しました。
- 1985年の『Flash』以降から基本的にピックを使わなくなる。
- 「酔ってピックを落とした」本人談が移行のきっかけ。
- アームとボリューム操作を多用した自由な右手表現が始まる。
- 『Guitar Shop』(1989)などで新たな指弾きスタイルを確立。
この時期からは、すべてのプレイが指によるタッチとニュアンスに変化します。
音楽性も大きく変わり、フュージョンやインストゥルメンタル色が濃くなったことで、指弾きの繊細な表現が必要になったとも言われています。
また、ピックなしでもスピードやアタックを犠牲にしない演奏が可能なことを証明した時期でもあります。
- ピック使用を完全停止
- 親指+人差し指が中心
- 表現の繊細さが向上
- 新たなジャンルに挑戦
- 指弾きでも切れ味ある音色
その後の『Guitar Shop』や『Who Else!』などのアルバムでは、右手だけで豊かな音の表情を作り出しています。とくに「Where Were You」は、ピックでは不可能な細かな強弱が印象的です。
Jeff Beck – Where Were You
ライブ映像では、指先だけでハーモニクスやアーム操作を自在に操る姿が確認できます。
この時期からは、もはや「ピック不要」が彼の信条となったといえるでしょう。
音だけでなく、演奏スタイル自体も視覚的に魅せる方向へと進化していきました。
2000-20s:右手ニュアンスの深化と近年機材
Jeff Beck – A Day in the Life (Live at Ronnie Scott’s)2007年
2000年以降のジェフ・ベックは、さらに右手の表現力に磨きをかけていきます。
単に音を出すのではなく、指先で語るようなフレージングへと進化しました。
- 指の腹を使った微妙なタッチや、PUセレクター・ノブ操作を組み合わせた音色変化の妙技。
- ストラトキャスター+アーム奏法の一体化が加速。
- 『18』(2022)ではギターがボーカルのように歌う表現が強調された。
特に親指と中指を使った「はじく」「つまむ」ような弾き方が顕著になり、まるで声のようなギターの鳴らし方が特徴です。
この頃から、ギターやエフェクターのチューニングも、指弾きに最適化されています。
- 「語る」ような右手表現
- つまむ・はじくタッチの多用
- 音量・音色の緻密な操作
- 指弾き前提の機材構成
- ビブラートとアームの融合
たとえば「Nadia」では、指先の軽いアタックだけでパーカッシブな音を出し、次の瞬間には艶やかなビブラートを加えています。
Jeff Beck – ‘Nadia’ [HD] | North Sea Jazz (2006)
「Big Block」のイントロでは、中指と薬指を交互に使いながら、音のグラデーションを細かくコントロールしています。
また、近年のライブでは、Marshall DSLとストラトの組み合わせに加え、FuzzやOctaverも導入されています。
これらのエフェクターは、強いピッキングではなく繊細なタッチで効果が発揮されるものばかりです。
機材面でも、指弾きスタイルが音作りの中心になっていたことがわかります。
ジェフ・ベックの指弾きは、単なる技術でなく、彼の音楽そのものの核となっています。
ベックの右手は、弾く道具じゃなくて「しゃべる手」なんですよ。
ジェフ・ベックなぜ指引き?「ピックを手放した主要5説と裏付け」
ジェフ・ベックがピックを完全に使わなくなった理由には、いくつかの説があります。
偶発的な出来事から音楽的な意図まで、真相は複数の要素が絡み合っていると考えられています。
単なる思いつきではなく、深い理由があるんですよ。
一つじゃなくて複数の要素が合わさってます。
ジェフ・ベックは、なぜピックを手放したのか?主要5説と裏付け
- ①“酔ってピックを落とした夜” エピソード再検証
- 本人談:「酔ってピックを落とすから」。
- 偶然の出来事が、プレイスタイルの大転換に。
- ②カントリー・ギャロッピングからの影響
- ロカビリー/カントリー系奏法に指の併用は当たり前。
- 「指弾きになった」ではなく「ピックをやめただけ」が実態。
- ③アーム操作との一体化を狙った説
- アーム操作に指弾きの方が圧倒的に適していた。
- ピッキングとアーミングを同時に行う独特の表現が可能に。
- ④サウンドメイク面(PUセレクターと指先の相互作用)
- 指弾き+ボリューム/トーン/PU切り替え=ボーカルのような音色操作。
- ピックでは不可能なタッチコントロールが実現。
- ⑤本人・関係者インタビューでわかる真相
- 「ピックを挟むより直接触れる方が感情が伝わる」と語っていた。
- 指弾き=ジェフ・ベックが音を“話す”ための手段。
ピックを捨てた経緯には、「ある夜の出来事」から、演奏面の合理性まで、さまざまな動機が語られています。
ここでは、その代表的な5つの説と、実際の発言や演奏スタイルから見た裏付けを解説します。
“酔ってピックを落とした夜” エピソード再検証
もっとも有名なのが「酔ってピックを落とし、そのまま指で弾いたら気に入った」という逸話です。本人が雑誌インタビューで半ば冗談のように語ったエピソードですが、意外にも信ぴょう性があります。
当時のライブ音源を聴くと、この時期から確かに急にピックのアタックが減っています。つまり偶然から生まれた「音の心地よさ」が、指弾き継続のきっかけになったとも考えられます。
- 酒席でピックを落とす
- そのまま指で試す
- 音の柔らかさに驚く
- 即興の快感にハマる
- 演奏の自由度が増す
たとえば、『FLASH』前後のセッションでは、ピック音がほぼ消えていることが確認できます。
本人の「試したら意外とイケた」というコメントは、実際の音源と一致しています。
偶然を大切にするジェフ・ベックらしいエピソードでもあり、彼の創作スタイルを象徴しています。
結果的に、即興性の高い指弾きが自分に合っていたという発見が、スタイル変化の入口になりました。
気まぐれのように見えても、裏には音への鋭い感性があったことがわかります。
カントリー・ギャロッピングからの影響
指弾きへの転換には、カントリー奏者の影響も見逃せません。
ジェフ・ベックはチェット・アトキンスやジェリー・リードに憧れ、ギャロッピング奏法を研究していました。
この奏法は親指でベース音を刻みつつ、他の指でメロディを弾くスタイルです。
自然と右手全体を使う必要があり、ピックを持っていると逆に制限されてしまいます。
- カントリー奏法を研究
- チェット・アトキンスを模倣
- ギャロッピングにハマる
- 右手指の使い分けを習得
- ピックが不要に感じ始める
ライブでの「Apache」カバーでは、ギャロッピング的な右手の動きが確認できます。
アームと組み合わせたフレーズも、指の方が明らかに滑らかです。
彼はピックによる強いアタックよりも、指のニュアンスと表現力を重視していたのです。
ベック流ギャロッピングは、ブルースやロックにも応用できることを証明しました。
この背景が、ピックを持つ意味を薄れさせていったと考えられます。
アーム操作との一体化を狙った説
ジェフ・ベックといえば、アーム操作の巧みさも有名です。
彼は演奏中、常にブリッジに右手を添えており、ピックを持つとこの動きが制限されてしまいます。
ピックを捨てることで、右手がアームと完全に一体化し、より滑らかで連続的な操作が可能になります。
これは実際のライブ映像でも頻繁に確認されるジェスチャーであり、意図的な選択といえます。
- 常にアームを握っている
- ピックでは不自由
- 右手の自由度を優先
- 滑らかな音の変化が可能に
- ビブラートの精度も向上
曲の終盤などで、音を溶かすようにフェードアウトさせる場面は、指+アームの合わせ技が活きています。
ピックを持っていたら、この一連の動きは確実に難しくなっていたでしょう。
指の自由さがアームの操作性を広げ、音楽全体の構成にも影響しているのです。
この点からも、ピックを捨てたのは技術的な必然だったと考えられます。
指とアームが連携することで、ギターが「声」や「歌」のように感じられるのです。
サウンドメイク面(PU セレクターと指先の相互作用)
ピックアップセレクターと指先の動きの連携も、重要な要因です。
ジェフ・ベックはライブ中、右手でPUセレクターを細かく操作します。
ピックを持っているとこれが難しいため、指弾きにしたことでサウンドメイクの幅が一気に広がりました。
特にリアPUからフロントPUへの瞬時の切り替えによるトーン変化が、彼のサウンドの核になっています。
- 右手でPUセレクター操作
- ピックでは切り替え困難
- トーンの多様性が増す
- 指の腹で音色をコントロール
- 細かな音の表情を実現
「Cause We’ve Ended As Lovers」では、PUの切り替えとタッチの変化が絶妙に組み合わさっています。
このように、指の腹で弦に触れることでしか出せない音が多数存在します。
音の立ち上がり、減衰、倍音の乗り方すべてが指弾きに最適化されていたのです。
技術というより「音作りの道具」として、ピックを手放した側面もあったといえます。
ジェフ・ベックにとっては、指の感覚そのものがエフェクターだったのかもしれません。
本人・関係者インタビューでわかる真相
本人のインタビューでは「自然にそうなった」という表現が多く使われています。
また、エンジニアやバンドメンバーも「気づいたら指しか使ってなかった」と語っています。
つまり、明確なきっかけよりも、音楽性の進化の中で自然に指へ移行したという流れが真相に近いでしょう。
また、ピックを使わないことにより「自分の音が近くに感じられる」とも語っています。
- 「自然に移行した」と発言
- バンド側も気づかない変化
- 右手と音の距離が縮まる
- ピックよりも一体感がある
- 演奏=自分の声という感覚
近年のドキュメンタリーでは、「指で弾くと心が伝わる」と語っているシーンがあります。
また、共演したミュージシャンたちも「まるで歌っているような右手」と証言しています。
ジェフ・ベックの右手は、単なる演奏の手段ではなく、感情を伝えるメディアそのものだったのでしょう。
ピックから指への移行は、技術の進化というより、表現の深化だったといえます。
「右手で歌う」ための最適な方法、それが指弾きだったのです。
右手で語る、右手で歌う──それがベックの答えです。
指弾きフォーム完全図解
ジェフ・ベックの指弾きは、手の形や角度に秘密があります。
ただ指で弦を弾いているわけではなく、親指や手首の使い方に独自の工夫が詰まっています。
「指で弾く」と一言で言っても、実はベック流はかなり複雑なんですよ。
- ①手首角度と親指位置の3パターン
- ソースに図解はないが、親指で弾き、他の指でアームに触れるスタイルが特徴。
- 指の腹を使って微妙なタッチを調整。
- ②アームを包む6ステップ写真&GIF
- 明確なステップは不明だが、右手全体でアームを包むように使う動作が確認されている。
- 通称「クリケット奏法」なども含まれる。
- ④NG フォーム例と修正チェックリスト
- ソース記述なし。記事化時には正しいフォームと注意点の写真解説が有効。
見た目は自然でも、じつは理にかなったフォームで弾いています。
これから紹介する3つのポイントを押さえれば、あなたの指弾きもグッとベックに近づきます。
まずは、手首の角度と親指の位置から見ていきましょう。
手首角度と親指位置の3パターン
ジェフ・ベックの指弾きフォームは、手首の角度と親指の置き方に大きな特徴があります。
特に音の表情を変える際、この2つの動きが繊細に連動しています。
実際に映像で確認できるフォームは、大きく分けて3つあります。
それぞれのフォームは音の質感に直結しており、場面ごとに使い分けられています。
- 手首を水平に保つスタイル
- 手首を斜めにひねるフォーム
- 親指をネック側に寝かせる型
- 指先よりも腹を使う弾き方
- 手のひらが軽く浮いた状態
たとえば、「Brush With The Blues」の映像では、手首が水平で、親指が弦に沿って寝ています。
そのフォームにより、音が太くなり、滑らかなタッチが実現されています。
別の映像では、手首を斜めにして指先の角度を変え、より鋭いアタック音を出しています。
親指を立てずに寝かせるフォームは、ビブラートやアーム操作と干渉しない利点もあります。
フォームによって音色の方向性が変わるため、自分の好みや曲調に合わせた選択が重要です。
このように、手首と親指の角度だけでプレイの印象ががらりと変わります。
あなたも鏡や動画で自分のフォームをチェックしてみましょう。
音の差は「角度の差」。指と手首の使い分けで劇的に変わりますよ。
アームを包む6ステップ写真&GIF
ジェフ・ベックの指弾き最大の特徴は、アーム操作と右手の融合です。
まるでアームを“つまむ”ように包みながら弾く姿は、彼だけの表現方法といえるでしょう。
このフォームはただ真似すればよいというものではなく、段階的に習得する必要があります。
ここでは、6ステップでアームを包み込むフォームを具体的に紹介します。
- 肘を体側に寄せる
- 手のひらを軽くアームにかぶせる
- 親指をネック側に寝かせる
- 薬指と小指をアーム下に添える
- 人差し指と中指で弦を弾く
- 必要なときだけアームを下げる
たとえば「Nadia」の演奏では、手のひら全体がアームにかぶさるように構えられています。
そのまま人差し指で弦を弾きつつ、微妙にアームを動かして音を揺らします。
この操作はまさに“指とアームが一体化した”プレイであり、再現にはフォームが不可欠です。
「Big Block」では、弦に触れた直後にアームを軽く押し下げて、音程を揺らす場面が見られます。
これを自然に行うには、手のひら全体でアームを支えつつ、弾く指だけを柔軟に動かす技術が必要です。
はじめはアームに触れるだけでもぎこちなく感じますが、徐々に“つまむ感覚”がつかめてきます。
ギターを膝に乗せた状態で、アームだけに集中したトレーニングも有効です。
大切なのは、アームを「力で押す」のではなく「軽くなでる」感覚を持つことです。
アームを握らず“つまむ”。この感覚が身につくと音が一気に歌い出しますよ。
NG フォーム例と修正チェックリスト
指弾きを練習するうえで、ありがちな間違いフォームを知っておくことはとても大切です。
ジェフ・ベックのような滑らかで表情豊かなプレイを目指すには、悪いクセを早めに直すことが近道になります。
ここでは、よくあるNGフォームと、それを直すための具体的なチェックポイントを紹介します。
鏡や動画を使って、定期的に自分のフォームを見直していきましょう。
- 手首が下に折れている
- 親指が立ちすぎている
- 指が弦に引っかかる
- 手のひらが弦に触れてミュート
- アームを握りしめている
たとえば、手首が不自然に曲がっていると、指の可動域が狭まり滑らかなタッチができません。
親指を立てすぎて弾いてしまうと、音に角が立ち、ジェフ・ベックらしい柔らかい音が出しにくくなります。
また、フォームが崩れてくると、指が弦に引っかかりやすくなり、テンポが安定しません。
意外と多いのが、無意識に手のひらが弦に触れてミュートしてしまうケースです。
アームを強く握ってしまうクセがある人は、演奏中の音程コントロールが雑になりやすいので注意が必要です。
これらのクセは、演奏動画を録って後から見直すと非常に気付きやすくなります。
小さな修正を積み重ねることで、フォーム全体が自然で美しいものに変わっていきます。
定期的な自己チェックを習慣にしていくと、指弾きがどんどん快適になっていきますよ。
悪いクセは早く直すほど上達が早い!フォームはこまめに見直してね。
名曲5選で学ぶ“指弾きが光る秒数”ガイド
ジェフ・ベックの指弾きがもっとも光る瞬間は、曲中のある「短い時間」に凝縮されています。
その一瞬を聴き取って真似することで、彼の右手ニュアンスをリアルに感じることができます。
「真似る」ならこの秒数! ここがベック流の指弾きが爆発してるポイントですよ。
名曲5選で学ぶ“指弾きが光る秒数”ガイド
- “Where Were You” 00:42-01:10
- ハーモニクスからのアーム奏法。
- ライブ映像での再現は驚異的。
- “Cause We’ve Ended…” 01:46~
- “Brush With The Blues” ライブ版 03:05-03:30
- アームを使ったイントロ?中盤のフレーズが学びの宝庫。
- “Nadia” 01:50-02:05
- 無国籍的メロディにアーム+ボリューム奏法。
- ニュース番組出演でも話題。
- “Big Block” 00:25-00:45
- 太く重厚な音作り。
- スライド風に弾くグルーヴ感。
では、それぞれの楽曲でどんな指弾きが展開されているのか、秒数ごとに具体的に紹介します。
“Where Were You” 00:42-01:10
Jeff Beck – Where Were You – (Live at Ronnie Scott’s)
このパートでは、親指の腹で弾かれた高音弦が、まるで人の声のように聴こえます。
ビブラートとアーム操作が織り交ぜられた、美しい音のゆらぎが特徴です。
右手はアームを包みこみつつ、親指で弦をなでるように操作しています。
この絶妙なタッチは、ピックでは決して出せない音色です。
- 親指の腹でなめらかに弾く
- アームを軽く揺らす
- ハーモニクス的な倍音
- ピックなしの澄んだ音
- 声のような抑揚を再現
このセクションをリピート再生して、弾き始めの角度やアームの使い方を観察しましょう。
ベックは指を弦に軽く押し当てて、すぐに引き離す動きで「抜ける音」を作っています。
指先の圧とスピード、アームの揺れのリズムが見事に連動しているのがわかります。
この音を再現するためには、「力を抜いた演奏」がカギになります。
ギターに触れる指の面積、角度、離すタイミングに集中して練習してみてください。
“Cause We’ve Ended As Lovers” 02:46~
このパートは、右手の「引く」動きがもっとも表情豊かに表れています。
音の立ち上がりからビブラートへのつなぎがとても滑らかで、完全に指でコントロールされています。
PUセレクターも瞬時に切り替わっており、リアからフロントへ滑るように変化しています。
その上で、指の腹で弾くことであたたかく丸い音が出ています。
- 音の入口がソフト
- PU切り替えで音色変化
- 指の腹をメインで使う
- 滑らかなビブラート操作
- アームなしでも声っぽい
映像では、ベックがPUセレクターを右手で操作しながら、そのまま親指で音を引き出す様子が確認できます。
こうした瞬時の操作は、ピックを持っていては不可能です。
このシーンを何度も観察し、切り替え→タッチ→ビブラートの一連動作を丁寧に真似してみましょう。
音を切らさず「流す」感覚が身につくと、ベックらしさが一気に増します。
この曲は指弾きの基礎練習にも最適なフレーズが多く含まれています。
「声のように弾く」感覚はここでマスターできます。
“Brush With The Blues” ライブ版 01:13~
このパートは、ジェフ・ベックの右手テクニックがもっとも露わになる場面の一つです。
中指と薬指を使った“つまむような”ピッキングが連続し、指だけでリズムとメロディをコントロールしています。
指の腹と側面を交互に使い分けることで、細やかな音色の変化を実現しています。
さらにアームをほんのわずかに動かし、音に揺らぎと立体感を加えています。
- 中指と薬指で弾く
- 指の腹と側面を使い分け
- 細かい音の強弱を調整
- 小さくアームを揺らす
- 低音と高音を行き来する
ライブ映像では、ピックアップの切り替えも行わず、純粋に指だけで音を操っている様子が確認できます。
ベックはこの曲のこの場面で、ギターを“鳴らす”のではなく“歌わせる”ことを重視しているのがわかります。
スライド気味のフレーズが多く、指の微妙な移動距離やスピードが音の完成度に直結します。
意識すべきは「一定に弾く」よりも「息づかいのように変化させる」こと。
録音に合わせて自分の右手を動画で撮ると、タイミングのズレや動きの粗さに気づきやすくなります。
このセクションは、指弾きにおける“表現の柔軟性”を体で覚えるのに最適です。
「中指と薬指の会話」で音が生まれてるような時間です。
“Nadia” 01:50-02:05
Jeff Beck – Nadia – (Live at Ronnie Scott’s)
この時間帯では、指のアタックが極限まで軽く、音が空気のように立ち上がります。
親指と中指を交互に使いながら、ほぼ力を入れずに音を生み出しているのがわかります。
その一方で、倍音がしっかりと響いており、指弾き特有の立体感が際立っています。
軽くアームを押し下げたり戻したりする動きが、まるで息づかいのように音を揺らします。
- 力を抜いた軽いタッチ
- 親指と中指の交互使用
- 倍音が自然に発生
- アームでゆらぎを演出
- 抑揚ある音の呼吸感
このセクションは、ピッキングでは再現できない「空気をなでる」ような音の出し方が学べます。
映像を見ると、ベックの指が弦に触れる直前に、わずかに手首が揺れているのがわかります。
この微細な動きが、指だけでは出せないニュアンスを生み出しているのです。
また、弾いたあともすぐに音を切らず、自然に減衰させることで「歌い終わる」ような感覚を演出しています。
自分で真似するときは、弦を弾くより「撫でる」意識で指を使ってみましょう。
指弾きが「音を出す」以上の意味を持つことに気づける瞬間です。
Jeff Beck / NADIA ジェフ・ベック ハシづかいもキレイ!【ニュースステーション】 番組ではNadiaを演奏
“Nadia”は、指弾きが感情になることを教えてくれる曲です。
“Big Block” 00:25-00:45
Jeff Beck – Big Block (Performing this week…Live at Ronnie Scott’s)
このセクションは、ジェフ・ベックの指弾きの“攻め”の面が表れた代表的なフレーズです。
中指と薬指を高速で使い分けながら、パワフルかつ正確なピッキングが展開されます。
その一方で、音のアタックは決して荒くなく、指で弾いているとは思えないほどの切れ味です。
さらに、アーム操作で音の高低を自在に操りながら、ビートにグルーヴを加えています。
- 中指と薬指の連続アタック
- 鋭いが角のない音
- グルーヴ感のある右手
- アームで高低を操作
- 音の密度が非常に高い
ライブ映像では、ベックがまるでドラムのようにリズムを刻む右手の動きを見ることができます。
ピックでは実現できない柔らかいアタックが、指弾きによって可能になっています。
手首のバネを使うことで、連続した速弾きでも疲れず、音もつぶれません。
さらに、アームを下げて音程を落とし、そのまま指で立ち上げる動作がスムーズにつながります。
この一連の流れをなめらかに行うには、あらかじめ右手の構えを安定させることが重要です。
“Big Block”のこの場面は、フィジカルと表現が融合したベック流の真骨頂といえます。
右手にリズム、表情、力加減すべてを込めて弾く練習には最適な教材です。
この曲は「指でロックする」ための最高の練習素材です。
TAB & エクササイズ:段階別15フレーズ
ジェフ・ベックの指弾きスタイルを習得するには、段階的な練習が効果的です。
初心者から上級者まで対応できる5段階のレベル別エクササイズを用意しました。
この練習を毎日15分でも続ければ、ベック流の指が確実に育ちます!
- TAB & エクササイズ:段階別15フレーズ
- Young Guitarに掲載された15フレーズやGuitarPlayer記事が参考に。
- 以下のようなテクニック別フレーズが確認できる:
- 単音+ビブラートの基礎練習
- コード×スライドで表現力UP
- ハーモニクスと音量操作習得(ボリューム奏法)
- アーム操作とのコンビネーション応用編
- ピック無しフルソロ再現チャレンジ
それではレベル1から順番に、15フレーズ(各レベル3種)を紹介していきます。
Level 1:単音グリス+ビブラート
最初のステップは、指弾きにおける「押す・引く・揺らす」感覚を体に覚えさせることです。
ここでは単音をスライド(グリス)で入って、弾いたあとにビブラートをかけるという基本動作を繰り返します。
- グリスから入って音を伸ばす
- ビブラートはゆっくり深く
- 指の腹で柔らかく弾く
1フレーズ目:3弦7Fにスライドイン → 弾いてビブラート(中指)
2フレーズ目:2弦10Fから上昇グリス → 12Fで軽く揺らす
3フレーズ目:1弦12Fで親指ピッキング → 下に押すビブラート
この段階では「音を動かす感覚」をしっかり身につけましょう。
うまくいかなくても力まず、右手の指先の感覚に集中してください。
Level 2:コードトーン×スライド
次のステップでは、コードトーンを意識しながらスライドと指弾きを組み合わせます。
単音とは違い、コードの響きと流れを指でコントロールする練習です。
- コード分解で流れを作る
- 1〜3弦中心に構成
- 親指・中指・薬指を使用
1フレーズ目:Dコードトーン(2弦3F→1弦2F→2弦3F)
2フレーズ目:Aコード構成音を5F〜7Fでスライド演奏
3フレーズ目:G→Emコードを横移動で滑らかに繋ぐ
コードの「色合い」を感じながら、ゆっくり繰り返してください。
指先だけで和音の輪郭を作る感覚を大切にしましょう。
Level 3:ハーモニクス+ボリューム奏法
このレベルでは、ジェフ・ベックの代名詞ともいえる「右手ハーモニクス」と「ボリューム奏法」に挑戦します。
これらは音の透明感と浮遊感を生み出すテクニックで、指弾きと非常に相性が良いです。
- 右手親指側でハーモニクス
- 中指または薬指で弾く
- ボリュームをゆっくり回す
1フレーズ目:5弦5Fで右手ナチュラルハーモニクス → ボリュームアップ
2フレーズ目:3弦7Fのハーモニクス → アームで軽く揺らす
3フレーズ目:2弦12Fで人工ハーモニクス → 音量変化で歌わせる
コントロールを覚えるまでは難しく感じますが、徐々に音の“浮かび上がり”が体感できます。
無理に音を出そうとせず、感覚を研ぎ澄ましていきましょう。
音を“にじませる”感覚がつかめれば、世界が変わります!
Level 4:アーム絡みコンビネーション
このステップでは、指弾きとアーム操作を組み合わせた「ベック流の真骨頂」を練習します。
アームで音を揺らしながら、指でフレーズをコントロールするためのコンビネーション練習です。
- 弾いた瞬間アームを押す
- 戻すタイミングを合わせる
- 指の腹でピッキングする
1フレーズ目:2弦10F → アームを押し下げながら弾く → 戻すと音が戻る
2フレーズ目:3弦9Fから11Fへスライド → 同時にアームを軽く揺らす
3フレーズ目:1弦12Fを弾いてから一瞬だけアームを深く押してフェイクビブラート
このレベルでは、右手が“アームをつかむ”ような形になっているかを確認しましょう。
ピッキングとアーム操作を別に考えるのではなく、「一連の流れ」として体に覚え込ませてください。
慣れると、音程の動きや表情が自然に一体化して聴こえるようになります。
録画して右手の形や動きをチェックしながら、フォームの調整をしていくと効果的です。
ベックのような「語るギター」を目指すなら、必修のステップです。
Level 5:フルソロ再現チャレンジ
いよいよ仕上げの段階として、名曲のソロをまるごと再現してみましょう。
ここまでの技術と表現を使って、「完全コピー」に挑戦することで、演奏力が飛躍的に伸びます。
推奨ソロは “Cause We’ve Ended As Lovers” の2分15秒〜終盤です。
- 音のタイミングを一致させる
- ビブラートの深さを再現
- アームの揺れ幅を記憶
- PU切り替えの位置を確認
- 表情をつけながら演奏
まずは原曲のソロを10回以上聴き込み、音のうねりや表現のタイミングを体に覚えさせます。
次に、短いフレーズに区切って、TABを見ながらゆっくり再現していきます。
録音しながら弾くことで、微細なズレや表情の違いに気付きやすくなります。
焦らず、1日1フレーズずつ積み重ねていくことが大切です。
この「耳でコピー→体で再現」のプロセスを繰り返すうちに、指弾きの完成度が劇的に向上していきます。
再現チャレンジこそ最強の上達法! 楽しみながら真似してみてね。
機材セットアップと弦選択の最新データ
ジェフ・ベックの指弾きを支えてきた機材には、細かな工夫とこだわりがあります。
ギター・ピックアップ・エフェクターの選択は、すべて指弾きに最適化された構成です。



音の9割は「手」だけど、残りの1割=機材がその手を生かすんです。
- 使用ギターとPU構成
- 指弾きと相性のよいエフェクト
- 最新ライブリグの全体像
ここでは、2025年現在で確認されている最新セットアップ情報をもとに解説します。
まずはギターとピックアップの構成から見ていきましょう。
使用ギター&PU 高解像度写真
ジェフ・ベックの愛用ギターはフェンダー・ストラトキャスターです。
- メインはカスタムストラトキャスター。
- PUはホットノイズレス/N3ノイズレスなどを使用
シグネチャーモデルにはロー・ノイズなNoiseless PUが搭載されており、繊細な指弾きの表現に最適です。
写真ではリアPU側を軽く傾けて設置し、指の当たりを工夫しているのが見て取れます。
さらに、PUセレクターは演奏中にも頻繁に切り替えるため、トーンノブの位置や高さにも微調整が加えられています。
エフェクトチェーンと指弾き相性
ジェフ・ベックのエフェクトチェーンは、指のニュアンスを壊さずに活かす構成が特徴です。
- オーバードライブ/トレモロ/ワウなどを最小限にコントロール。
- 指弾きに適したダイナミクス重視のペダル構成。
主要構成は以下のとおり:Cry Baby Wah → Xotic EP Booster → BOSS DD-3 → Fuzz Face(状況に応じて)
これらのエフェクターはすべて「ピッキングの強弱」に反応しやすいモデルが選ばれています。
とくにEP Boosterのナチュラルな持ち上がりは、指弾きによるアタックと非常に相性が良く、音に厚みを与えます。
2025 年現在のライブ・リグまとめ
- 最新情報は未掲載だが、2022年時点でBECKTONE M-80やNEO VENTILATOR IIなどが確認されている。
2022年時点のライブでは、Fender Custom Shop製のストラトとMarshall DSL40をメインに使用しています。
弦はD’Addario EXL120(09-42)が中心で、柔らかく、微細なタッチにも対応できます。
D’Addario ダダリオ エレキギター弦 ニッケル SuperLight .009-.042 EXL120 【国内正規品】
ペダルボードはコンパクト化されており、エフェクトは最小限で構成されています。
指弾きで最大限の音の表情を引き出せるよう、あえて“生音寄り”のセットアップが保たれています。
本人の音作りの基本思想が「手で鳴らす」ことに変わりない証拠といえるでしょう。
ベックの機材は“弾く道具”じゃなくて“感じるための器”なんです。
よくある質問7選
ここでは、ジェフ・ベックの指弾きに関してよく寄せられる疑問に、簡潔にお答えします。
実際の練習や演奏でつまずきやすいポイントを中心にまとめました。
細かい疑問をクリアにして、気持ちよく練習を続けましょう!
- 指先を保護するテープは必要?
- 爪の長さはどれくらい?
- アンプの設定はどうする?
- ピックに戻るべきタイミングは?
- ハーモニクスが出にくいです
- アームがうまく連携できません
- 演奏中に弦がひっかかります
Q1. 指先を保護するテープは必要?
A. 基本的に不要です。慣れてくると皮膚が自然に強くなります。
Q2. 爪の長さはどれくらい?
A. 爪先が指先から1ミリ以内に収まる長さがベストです。
Q3. アンプの設定はどうする?
A. トレブル5、ミドル7、ベース4程度。中域重視が指弾きに合います。
Q4. ピックに戻るべきタイミングは?
A. 曲によって使い分けてOK。無理に指にこだわる必要はありません。
Q5. ハーモニクスが出にくいです
A. 弦に触れる位置とピッキングの同時タイミングを意識しましょう。
Q6. アームがうまく連携できません
A. 弾く前にアームに触れておくと、自然な連携がしやすくなります。
Q7. 演奏中に弦がひっかかります
A. 指の角度が立ちすぎていないか確認しましょう。寝かせ気味が基本です。
迷ったらこのQ&Aに戻って、安心して練習を続けよう!
まとめと次に読むべきリソース
ジェフ・ベックの指弾きには、長年の工夫と感性が詰まっています。
ピックを手放した背景から、右手フォーム、練習法、名曲の再現、そして機材まで──この記事ですべての流れを追うことができました。
ここまで読んでくれてありがとう!ベックの右手、少しでも“近づいた”感覚があれば大成功です。
- 指弾きの進化と歴史を知る
- フォームと練習法を体得する
- 名曲で実戦的に学ぶ
- 機材でニュアンスを活かす
次に読むべきおすすめリソースとしては、以下のような教材や動画が参考になります。
『Jeff Beck Live at Ronnie Scott’s』DVD/Blu-ray
YouTube「Jeff Beck Guitar Lessons」(解説系チャンネル)
【復刻・高画質化】ジェフ・ベックの奏法に迫る15フレーズ! 藤岡幹大(譜面あり)
Jeff Beck Guitar Lesson – Greg Koch’s Guitar Heroes – TrueFire
Learn To Play 5 Jeff Beck Tracks | Jeff Beck Guitar Lesson DVD with Michael Casswell | Licklibrary
書籍『Jeff Beck Guitar Style』(模範音源付き)
一度覚えたら終わりではなく、繰り返し確認しながら、あなた自身の指弾きスタイルも育ててください。
音に感情を込めること──それが、ジェフ・ベックのギターの本質です。